ハーレーの基礎メカニズム

ハーレーの基本構造

構造

ハーレーはアメリカ生まれのクルーザーバイクとして有名ですが、だからと言って日本のバイクと全く異なる構造をしているわけではありません。動く仕組みの基本は同じです。まず、エンジンの中でガソリンを爆発させて、ピストンを動かします。ピストンは爆発のパワーで上下するエンジンの主要部品です。次にエンジンの爆発で動いたピストンの力を使って、クランクというタイヤを回す動力の源になる部品を動かします。

これがクランクからベルトやチェーンの駆動系に伝わってタイヤが動き出します。その他にも様々なパーツによって安全に動くことができますが、走るための基本構造はこれだけです。ハーレーのエンジンはV型2気筒を採用していて、1気筒につき1シリンダーが入っているので2シリンダーの力で動かされています。V型2気筒の特徴は、独特のパルス感やトラクションを感じられるところです。

ハーレー独特の振動を感じる喜びを与えてくれるのも、このエンジンのおかげです。エンジンの冷却システムはV-ROD以外は全て空冷エンジンを使っていて、V-RODだけは自動車の冷却装置としても使われている水冷エンジンが使われています。ハーレーはバイクメーカーの中でも空冷エンジンにこだわっている傾向があります。

構造

ハーレーの基本サイズ

サイズ

ハーレーの基本の5ファミリーの中で、一番小さいのはスポーツスターファミリーです。一番重いのはツーリング用に作られているツーリングモデルで、シートもがっしりした作りになっています。

構造

スポーツスターは小柄な日本人でも乗りやすいサイズで、本場のアメリカよりも日本で人気があります。小さいといっても大型バイクなので決して簡単に扱えるわけではありませんが、女性や初心者でも比較的乗りやすい車種です。

大きなサイズのハーレーだと乗れないと諦めてしまうかもしれませんが、シートを薄くしたり、ハンドルの位置を下げることで乗りやすく改造すれば、乗れる可能性はあります。足つきが良くなれば決して乗れないわけではないので、諦める必要はありません。ディーラーで買うのであれば、そこで相談して最初の時点で乗りやすいハーレーにカスタムしてもらってもいいでしょう。あとで自分で改造するよりも安く済む可能性もあります。

スポーツスターよりも大きく、ツーリングモデルよりも小さいのはダイナやソフテイルです。この2モデルも人気があります。V-RODというモデルもありますが、これは空冷エンジンではなく水冷エンジンで、スポーティな走りをしたい人に適しています。

構造

ハーレー マフラー音の素晴らしさ

マフラー音

ハーレーはアメリカやヨーロッパだけではなく、日本でもスタイリッシュでアウトローなイメージが浸透してきています。国産のバイクでは物足りないと感じているバイカーにとって、憧れの的となっているのです。

ハーレーのマフラー音は非常にオリジナリティがあります。独特の低音と振動の響きが重なり合い、なんともいえない懐かしい雰囲気を感じさせます。そのマフラーとエンジン音のとりこになってしまう人も少なくありません。
そして、ハーレーには、カスタマイズという大きな利点があります。他の誰とも違う自分1人だけのために改造されたハーレーは、何倍も愛着が湧いてくるものです。いつまでも大切に乗りこなしていくためには、定期的にしっかりとしたメンテナンスも求められます。時間や手間をかけてまで大事にしたいと大勢が願っています。それほどまでにハーレーは、熱狂的な支持を得ているのです。

常に唯一無二の大型バイクとして異色の満足度を誇っているハーレーは、これからもより一層確かな進化を遂げていくことになるのです。
年々改良が進んでいますので、壊れにくく安全性の高いバイクとして評価も伸び続けているのです。
ハーレーだけの重低音マフラーやエンジンは、あらゆる国々でも圧倒的な支持を集めています。ツーリングにも最適の乗り心地と快適性が特徴といえます。